2023年10月6日金曜日

開店2か月と売れている本

 昨日、シスターフッド書店Kaninは開店2か月を迎えました。

 店主S、本業でバタバタしておりすっかりブログを放置……。そして10月は、学校の運動会、区民運動会、町内会のハロウィンなど子関係の行事目白押しのため、営業時間が大変不規則になっており申し訳ありません。

 この1か月で、売れ行き好調だった本をご紹介します。


1)『われらはすでに共にある――反トランス差別ブックレット』(反トランス差別ブックレット編集部(青本柚紀、高島鈴、水上文)編、現代書館)

2022年11月に刊行された反トランス差別ZINE『われらはすでに共にある』の増補版。ZINEの内容はほとんどそのまま、新たにエッセイを3本、ブックガイドを4本追加。

読むと胸がしめつけられるエッセイ多数。kaninの店頭でご購入されているのは、若い方が多い印象です。売れ行き好調のため再入荷しました。


2)『ゴーストワールド』(ダニエル・クロウズ著、プレスポップ)

店主Ⓒが「わがバイブル」と呼ぶ、90年代のアメリカの女の子2人のシスターフッドを描いたグラフィックノベル。アカデミー賞ノミネート映画『ゴーストワールド』原作。映画はまもなくリバイバル上映されます。

オンライン書店でも店頭でも好調な売れ行き。こちらも再入荷しました。



3)『女の本屋(ウィメンズブックストア)の物語』(中西豊子著、ドメス出版)

80年代の京都で日本初の「女性問題」専門書店を立ち上げた中西豊子さんという一人の女性の半生と、その時代を描いた貴重な記録。

烏滸がましいのは重々承知だけど、同じ京都で志を同じくした書店ができたら、こんな素晴らしいことはないのでは…?と、店主©︎とSにとってシスターフッド書店Kaninへの思いを補強してくれた大事な一冊です。

取材を受けると必ず「推し本です!」とご紹介しています。入荷後たたたっと売れましたが、今後も大切に長く売っていきたい本です。



 このほか、『男尊女卑依存社会』があっという間に売り切れに。『たたかうひっこし』や『るるるるん4』など、ZINEやリトルプレスも売れ行き好調です。残り少ないものもありますので、どうぞお早めに!

 
 そして開店2か月目は、『京都速報』『Leaf』『婦人画報』『産経新聞』『FM京都』でご紹介いただきました。ありがとうございました! 

……なのですが、実は10月に入りお客様が少なく、さみしい思いをしております。北白川、素敵なところですので、お散歩がてらぜひ遊びにいらしてください。

 kaninでは軽食をお出ししておりますが、もっとがっつりランチ食べたい! という方は、kaninすぐそばの「大銀」がおすすめ。昔ながらの食堂で、昼からビールも飲めます。店主2人のお気に入りです! 

 みなさまのお越しを、首を長くしてお待ちしております!