2023年6月15日木曜日

Kaninの実店舗探し⑤ ネタ探しのつもりが

  5月20日(土)。

 Kaninの店主ふたりはやさぐれていました。なんとふたりとも、「天神さんで古本市」の申し込み開始時間に寝落ちしており(店主S、隙があれば寝たいお年頃なので毎日22時就寝だが……)、出店がかなわなかったのです。

 古本市に出店し始めた3月から「天神さん」を目指しており、この日はもちろんふたりともがっつり予定を空けていました。朝から晩まであいている日にⒸとSが集まればやることはひとつしかありません。そう、昼飲みです。

 ですが、このままだと「わーん天神さん出られんかったねー涙」な愚痴飲みになりそう、ということで、店主Ⓒが「物件見に行こう」と誘ってくれました。Ⓒが探し出したその物件、写真を見ると非常におしゃれ。しかも状態もよく、ほぼそのままでいろいろできそう。場所も北白川で、一乗寺からすっごい遠いわけではない。行っとこか! と乗る店主S。


 そう、そしてここが、8月5日にオープン予定のKanin実店舗となる物件だったのです。

 もともとはマンションのワンフロアのうち、4軒(うち1軒は倉庫)を不動産屋さんが借りており、オフィスにしたり雑貨店にしたりしていのですが、近所に自社ビルを購入したので明け渡すことになった、とのこと(縁起よ! 物件)。不動産屋さんが退去したのは4月末でそれほど時間が経っていないのに、我々が見に行った日、すでに2軒は入居が決まっていました。

 ドアもかわいい、中もきれい、狭いけれど部屋が2つあって、書店スペースと飲食スペースを分けられる。書店スペースにぴったりな部屋は有孔ボードが設置されていて、いろいろ使えそう。何より家賃が手ごろ……(これ重要)。

 仲介しているのが元入居していた不動産屋さんだったので、メリット・デメリット含め丁寧に説明してくださったのも好印象でした(何を聞いても「確認します」っていう、なんも分かってない人もいたからな!)。いつもなら15分程度で内見終了なのですが、なんとこの日は1時間もいろいろ見てしまったのです。


 内見後はまたしても一乗寺のcoimo wineに行き、「ど、どーする!?」「運命の物件やない!?」と話し合うⒸとS。思い切って、やってみっか! ということにあいなりました。

 Ⓒは「あの家賃やとどうせ訳あり物件やろうから、酒のつまみがわりのネタにしようと思って内見予約した」と言います。でも、それが申し込みしようと思えるものだったわけですから、そして天神さんに参加できなかったのは本当に残念ですが、もし参加していたらこの物件を内見していなかったでしょうから、運と縁というのは分からないものです。


 この後店主Sは食品衛生責任者資格を取り、保健所に飲食店開業の事前相談にも行って、準備は着々と進んでおります。みなさま、8月5日より、どうぞよろしくお願いいたします! 

※本(とくにフェミニズム・ジェンダー、女性の生き方関連本、源氏物語関連、サブカル関連)買い取りますので、ぜひお問い合わせください!

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