2023年3月29日水曜日

めばえ市ありがとうございました

 

 3月25日、26日は御所西で開催された「めばえ市」に出店させていただきました。雨ということもあり雰囲気はゆったり。出店者の方々とゆっくりお話できて、とても楽しかったです。ありがとうございました。

 今後、(おそらく)京都初の貸棚書店としてスタートされるようですので、本屋さんをやってみたい、という方はぜひ! 場所は御所が目の前、とても素敵なところです。


 またKaninの店主2人、4月15日のウェブショップオープンに向け準備中。新刊書も扱うべく、さまざまな手続きを進めています。Kaninの「肝」であるシスターフッド関連書をそろえるには、やはり新刊書ははずせません。

 そして店主S、版元で長く働いていましたし、ライター&著者として活動していることもあり、「新刊書が売れなければ出版業界は盛り上がらない(というか本当になくなってしまう……)」ことを痛感しています。本に関わる人たちが、これからも本を作り続けられるように、新刊書も販売していきます。

2023年3月24日金曜日

のほほん市(4/23)フライヤーいただきました

Kaninも出店する高槻の「のほほん市」まで1ヶ月となり、すてきなチラシが届きました。

公式アカウント (Insutagram @nohohon0423)では出店者さんの紹介も始まっています。本屋さんはもちろん、雑貨やおやつ屋さん、ワークショップなどバラエティ豊か。見ているだけで当日が楽しみでわくわくしてきます🐰






以下主催者さんより

↓↓↓

🔴のほほん市🔴

暖かくなると、外でゴロゴロしたくなりませんか?

そこに本やおやつ、飲み物があったらいいなぁ〜。

可愛い雑貨や楽しいワークショップもあるといいな。

そんなイベントやります🌷

心も身体もゆるめて、本と共にのほほんと楽しめる1日📚


個性豊かな本屋さんが並び、読書を更に楽しい時間にしてくれる可愛い雑貨やお菓子、コーヒーやお茶もあります。

楽しいワークショップ、人形劇や弾き語り、本の読み聞かせも♪

そしてこの『のほほん市』では、本屋さんだけではなく、すべてのブースで、本の販売もするんです。

この日はみ〜んなが本屋さん📚

コーヒーを淹れてもらう間、可愛い雑貨を選びながら、おやつと一緒に、ワークショップの帰りに、それぞれの出店者さんの古本もお楽しみください🌟

畳ひとつ分の小さな本屋『一畳本屋』も20店並びます✨

普段本を読むあなたも読まないあなたも、これから読みたいなぁなあなたも。ワクワクする1冊に出会えるかも✨


さぁ、のほほんとのんびりな1日過ごしましょ

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📖のほほん市📖

日時:4月23日(日)11:00〜16:00

入場無料、雨天決行

会場:安満遺跡公園横高架下スペース(大阪府高槻市八丁畷町218-2)

🚃阪急高槻市駅より徒歩約10分

🚃JR高槻駅より徒歩約16分

※公共交通機関のご利用をお願いいたします。

🚘お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

お問い合わせは

Instagram:nohohon0423のダイレクトメッセージにご連絡ください。



2023年3月22日水曜日

めばえ市に向けて絶賛選書中

 長岡京セブラボ古本市の余韻もさめやらぬ毎日を送っていますが、今週末(3月25日、26日)は御所西で開かれる古本市「めばえ市」に出店します。現在、絶賛選書中。


 長岡京にはシスターフッド本のほか、お子さんも多いだろうと絵本など持って行ったのですが、今回は町中&ビルの2階での開催のため大人の方が多いかな? と思い、好きな作家の本、映画や料理の本も持参予定。

 開高健と源氏物語が好き、というと「角田光代さんとかぶってるね」と言われることが多く恐れ多い……。でも奇しくも大学も学部どころか専修まで同じ……。偉大なる先輩と好きなジャンルが重複しており光栄です。

 母の影響で、中学生あたりから森瑤子さんの著書を愛読しています。今回は、処女作にして代表作『情事』、島﨑今日子さんによる名著『森瑤子の帽子』、森さんのセラピストだったフェミニストカウンセラーの河野貴代美さんによる『わたしを生きる知恵』をご紹介。3冊通して読めば、より理解が深まるし泣けること間違いなしです。


 そのほか映画の本、日本酒の本も持参予定。実は店主S、映画の字幕翻訳講座に通ったことがあります(才能のなさを痛感し挫折)。映画通の方に比べればひよっこもひよっこな知識しかないのですが、マリリン・モンローにどっぷりはまった時代があったなあ……と思い出します。ちなみにマイ・ベスト・ムービーは『恋人たちの予感』(好きが高じて自分で全部訳してみて、プロの字幕翻訳家のすごさを実感)、人生を変えた1本は『風と共に去りぬ』(小学校6年の時、お正月にテレビで放映されていたのを見て、洋画ってなんて面白いんだ! と開眼)です。


 もちろんシスターフッド関連本もお持ちして、お待ちしております。ひとり店番でドキドキしているので、どうぞお近くのみなさん、様子見に来てくださいませー! よろしくお願いいたします。

2023年3月20日月曜日

第2回長岡京セブラボ古本市、ありがとうございました

 第2回長岡京セブラボ古本市、終了しました!


 kanin初めての古本市出店。不安でいっぱいで、店主2人とも当日は早朝覚醒してしまうほど緊張していました。会場へ向かう車の中でも、「大丈夫かな、大丈夫やろ、がんばろな」とお互い弱弱しくはっぱをかけあっていました。

 でも、そんな不安はどこへやら。会場の和やかな雰囲気に助けられ、とても楽しい一日となりました。開始10分で『バッド・フェミニスト』をお買い上げいただいた時の嬉しさは、大げさかもしれませんが忘れられそうにありません……! 

 主催のzakka3355 様、スタッフの皆様並びに出店者の皆様、そしてセブラボ古本市にお越しくださったお客様、本当にありがとうございました!


 そして、実店舗のための物件探しも続けております。実はセブラボ古本市の前日は、がんばって4軒内見しました。やはり店主Ⓒ、Sともなじみがある叡電沿線がいいかな……と気持ちが固まり始めています。「女子がくつろいで楽しめる本とお酒の店」、実現に向けて歩きます!



 今週末(25日、26日)は京都市内、御所西での「めばえ市」に出店。諸事情により店主Sひとりでの出店となりこれまた緊張ですが、セブラボ市に持って行ったジャンルとは少し違う本も選んでみようと思っています(シスターフッドの本は、毎回持って行きます!)。どうぞよろしくお願いいたします。

2023年3月17日金曜日

セブラボ古本市と『少年少女 世界の名作文学』のはなし

  第2回 長岡京セブラボ古本市が、いよいよ明後日にせまってきました! シスターフッド書店Kaninとして初の古本市参加。店主Ⓒ、Sともに店番予定です。京阪間随一(?)のベッドダウン、長岡京ゆえ、シスターフッド関連本のほか、絵本や小説なども持参する予定。Sの著書『エアライン制服図鑑』『魅力あふれるうるわし古都 奈良へ』も持って行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 また、店主Sの息子が小さい時、寝る前に読み聞かせていた日本昔話の絵本を10冊ほど持って行きます。我が子は寝つきがよく、調子のよい時は1冊、そうでなくても2冊読むとスヤスヤと夢の中でした。小学校に上がり「俺様」全開となった今は昔話には見向きもせず、『ミッケ!』シリーズや迷路本など、母親のSがはまったことのないタイプの本に夢中です。


 店主Sが彼くらいの年だった頃は、小学館から出た『少年少女 世界の名作文学』ばかり読んでいました。大阪・堺に住んでいた伯父と伯母が、従兄妹が大きくなって読まなくなったから、と50巻そろえで送ってくれたのです。小学校を卒業するくらいまで、みかんを食べながら(1度に15個とか食べてた……小さい時から大食いです)ずっと読んでいましたた。私が本好きになったのは、この全集によるところが大きいと思います。

 ダイジェスト版などけしからんと、子ども向け文学全集に対する批判もあったみたいで、この全集ももちろん絶版になっているのですが、これがなかったらゴーリキーとかプーシキンとかのロシア文学、ルバイヤートなんかの中東文学には一生触れることなく終わってただろうと思います。ダイジェスト版で面白いと思ったら完全版を読めばいいのだし、いろいろな文学に触れるという意味でも、子ども向け文学全集ってとてもいいと思うのです。

 この全集、なんと川端康成が編集。製本も丁寧だし、表紙の絵も名画揃いでとても美しいんです。見ているだけでうっとり……。各巻末の解説も「せんせ、それは小学生には難しいと思います!」と思うほど専門的かつ丁寧です。

 実は店主S、実店舗が実現した暁にはこの全集をお店において、子どもたち(だけに限りません。ご興味のある方どなたでも!)が自由に読めるようにしたいな、と考えています。よい物件が見つかりますように!



2023年3月13日月曜日

高槻「のほほん市」に参加します

  少し先ですが、4月23日(日)に 高槻で開催される「のほほん市」(インスタグラム @nohohon0423)に出店させていただくことになりました。


 今回は「一箱古本市」ならぬ「一畳本屋」さんです。「本を読んでゴロゴロしてのんびりのほほんと過ごす」ってすごくいいコンセプト。

📚のほほん市

日時:4月23日(日) 11:00〜16:00

場所:高槻市八丁畷町218-2 安満遺跡公園横高架下スペース



よろしくお願いいたします🐰

2023年3月12日日曜日

Kanin店主のシスターフッド① 源氏物語

  シスターフッドになんで源氏物語が関係あるのか……と思う方も多いと思いますが、Kaninの店主ⒸとSとは、源氏物語をきっかけに友情が始まったのです。

 そもそもの出会いは小学校1年生。同じエレクトーン教室に通っており、発表会の記念写真にふたりとも写っているのですが、当時は深くしゃべったこともなく「友だち」というほどの仲ではありませんでした。


 その距離がぐっと縮まったのは、小学校6年生で同じクラスになってから。実はふたりとも少女マンガの金字塔『あさきゆめみし』の大ファンだということが判明したのです。Ⓒは雲居の雁、Sは紫の上が好き、というところからおしゃべりと空想は広がっていき、クラスメイトを「△ちゃんは夕顔、〇ちゃんは六条御息所」などなぞらえていました(ごめんなさい……)。

 ちなみに今は新装版や完全版が出ていますが、ⒸとSがはまったのはmimiコミック版の7巻です。

 その後、Ⓒのお母さんが取っていた講談社の(確か)『MINE』に掲載されていた『源氏に愛された女たち』(瀬戸内寂聴著)を読ませてもらったりするうちに、ふたりはどっぷり源氏沼へ。「原作も読まないと!」ということになり、『あさきゆめみし』の底本だとされていた円地文子訳を読み始めます。小学校の図書館には円地文子訳の『源氏物語』は置いていなかったので、親に頼んで市立図書館まで連れて行ってもらい、借りて読んでいました。

 また源氏物語をきっかけに平安時代に興味を持ち、お互い平安時代を舞台にした物語を書いて見せあいっこもしていました。店主Sの書いた話の主人公は「女郎花(おみなえし)」で、意地悪な下女は「美作(みまさか)」。中級貴族とはいえ主人公のお姫様に「女郎」が入った名前を付けるところに、小学生の浅知恵が感じられます。

 そしてⒸとSとで「お文」のやりとりをするようにもなりました。源氏物語の登場人物になりきって詠んだ和歌を小さな紙に書いて結んで送り(現代語訳も添えていた……)、返歌を待つというごっこ遊びです。今考えると、変な小学生ですね……。

 高校からⒸとSは学校が離れてしまうのですが交友は続き、お互い紆余曲折あった中(これはまた別の機会に…!)、なぜかふたりとも今は京都在住。でも実は店主S、ひそかに思っているのです。ふたりとも京都を住む場所として選んだのには、源氏物語の影響もあるよね、と。


 ふたりとも源氏物語好きなゆえ、選書には源氏物語関連の本も数多く含まれることになると思います。せっかく京都に住んでいるので、源氏物語の舞台をめぐるブログなどもいつかは……! と考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。


 

 

2023年3月9日木曜日

ソウルの古書店

 店主©︎、先日ソウルへ遊びに行き、映画のロケ地などとしても有名な書店カフェ「テオ書店」に立ち寄りました。ここはもう書店としては機能していませんが、場として残ってるのがほんとにいいなと思いました。












 近年ソウルにも独立系の個人書店が増えているらしく、少し調べただけでも光化門のブックバイブック、ホンデのテンスブックスなど、興味深いお店がたくさんありますね。

 ソウルで本屋さん&美術館めぐりしたいなー。

(店主©︎)


 VISIT SEOULにて、「本と旅するソウル」という情報を見つけました! 店主Sもソウルで本屋さんめぐりしたいです…!

2023年3月8日水曜日

3月25日・26日「めばえ市」に出店します

  出店情報です。


 2023年3月25日と26日、豆本工房陽だまり堂さんが主宰される「めばえ市」に出店します。ただいま店主ふたり、絶賛選書中。新刊OKとのことなので、店主Sの著書『エアライン制服図鑑』『魅力あふれるうるわし古都 奈良へ』も持って行く予定です。

 諸般の事情により、今回の店番は店主S1名のみになりそうです。ちょうど桜が咲き始めの美しい頃だと思いますし、みなさんどうぞ遊びにいらしてくださいませ!

2023年3月6日月曜日

「みつばち古書部」「書肆七味」で本棚スタートしました!

 昨日は店主ふたり、京都より天王寺と文の里へ。


 文の里商店街の「みつばち古書部」と、あべのベルタの地下1階の「書肆七味」に、Kaninの本棚を置かせていただきました! 

 写真は「みつばち古書部」の本棚。「書肆七味」の方は、関西スーパー前にあるという立地で女性のお客様も多そうなので、旅行ガイドブックや料理本、詩集なども加えた品ぞろえにしてみました。お近くにお寄りの際は、ぜひKaninの本棚をご覧ください。


 文の里商店街には、写真の松寿しさんはじめ、こりゃーしびれる! というお店が何軒かありました。昨日は本を運ぶため車を運転していたので無理でしたが、次回電車で来たら、必ず、必ず昼飲みする! と心に決めました。


 


 今後も古本市などにどしどし出店予定。実店舗も本格的に探しています(京都でよさそうな物件があればぜひお知らせを……!)。シスターフッド書店Kanin、どうぞよろしくお願いいたします!

2023年3月3日金曜日

日本の女性デー「ひな祭り」とおすすめの本

  3月8日は国連が1975年に定めた「国際女性デー(International Women’s Day)」ですが、日本にだって女性デーがあるではありませんか! そう、今日は「ひな祭り」ですね。


 ひな祭りと聞いてすぐ思い出すのは、田辺聖子さんの著書『田辺写真館が見た“昭和”』。私は単行本を持っており愛読しているのですが、表紙にもなっている立派なお雛さまについて、149ページから「浪花のお雛サン」として記述があります。

 お雛様の豪勢さもさることながら、3きょうだいが着ている洋服がとてもかわいくて、またお雛様と一緒に飾られているフランス人形などもハイカラで、当時の大阪に「大大阪」として文化を花開かせた時代の残り香がまだあったことが偲ばれます。


 田辺聖子さんといえば、自伝的長編『しんこ細工の猿や雉』も大好きな本。私は「一部、モツァルトみたいやな」という一文を見ただけで泣けてしまうのですが、語り出すと非常に長くなるので、別の機会に改めて書きたいと思います!


 そして上記2冊とも絶版になっていることに、今更ながら大ショックを受けています。なんとか復刊していただけないものか……。


 最後に店主S、ひなまつりのおもいで。3歳から幼稚園卒園まで過ごした大分県宇佐市の借家で、5歳の時のひな祭りです。この家は駅館川の河口付近にあり(庭から魚釣りができた!)、すごく大きく立派だったのですが、3年前に行ったら取り壊されておりセンチメンタルな気分になりました。写真は母の育児日記より。愛された記憶。






(文責:店主S)